2019年10月03日

子宮頸がんワクチンについてPART2(それでも迷っているあなたへ)

またまたお久しぶりの投稿です。晴れ
以前に投稿した「子宮頸がんワクチンについて思うこと」のブログの反響が大きく、
「ブログを読んで、話を聞きに来ました」という患者さんも複数いらっしゃいました。
そこで調子に乗って第2弾です。パンチ
今回は、30年後の世界を想像してみたいと思います。
現在、世界中の先進国では、小学生から高校生の男女全員に子宮頸がんワクチンを接種しております。
男女、全員ですexclamation×2
なぜなら、子宮頸がんにかかるのは女性だけですが、男性もヒトパピローマウィルスには感染します。
その男性から、女性へと感染が拡大するからですね。
さて、30年後。
日本を除くほとんどの先進国では子宮頸がん患者が激減します。
何が起こるでしょうかexclamation&question
子宮頸がんに対する治療法の研究が行われなくなります。
製薬会社も、子宮頸がん関連の薬の新規開発、製造を縮小するでしょう。
患者さんが少ないのですから、当然ですよね?
しかし、日本だけは依然として年間10万人が子宮頸がんにかかります。
その時には、30年前の治療法で、30年前と同じ薬で、治療が行われるわけです。
胃がんや、乳がんに対する研究、開発は目覚ましく、30年後には今と全く違う治療法がとられているだろうことが明らかなのに・・・です。
いかがですかがく〜(落胆した顔)
もう一度言います。
子宮頸がんは予防できます。
それでもワクチン接種をためらう方には、
村中璃子氏の著書「10万個の子宮」を是非ご一読いただきたいと思います。
副反応情報の真実が書かれています。

皆さん、そろそろインフルエンザの予防接種をいつにしようか考える頃ですよね?
この機会に、ぜひ子宮頸がんワクチンの接種のことも考えてみてくださいね揺れるハート
posted by 加藤 佳代 at 12:05| Comment(0) | 日記

2019年05月24日

電子カルテ

お久しぶりです。晴れ
5月14日からとうとう当院も電子カルテを導入しました。exclamationそこで紙カルテの代用として、一番単純な物を導入したのですが・・・それでも入力ミスなどで少なからぬ患者様にご迷惑をおかけしております。がく〜(落胆した顔)
私が入力ミスをしても我らが優秀な事務員たちが、見つけては直してくれています!今のところ被害は最小限に留まっている・・・・はずです。ふらふら
時代はすべからく電子化へ向かっておりますから、その波に乗らなければいけませんが。
「先生はパソコンばかり見て、私の顔をちっとも見てくれない!!」
とならないように、電子カルテに振り回されないように日々精進いたします・手(グー)
しばらくは温かい目で見守ってやってください。
私の叫び声が待合室に聞こえてもびっくりしないでくださいね(笑)揺れるハート


posted by 加藤 佳代 at 16:37| Comment(0) | 日記

2019年02月05日

子宮頸がんワクチンについて思うこと

お寒うございます雪
1月末で住民子宮がん、乳がん検診が終わります。今年も1300人越えの方が受診されました。
最近は若い方々の受診も増えて来て「著名人のガンカミングアウト」も無駄ではないなと思います。
しかし、その若い方々で子宮頚部異形成(前ガン状態)が年配の方よりかなり多いです。ほとんどの方がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を伴っており、この感染を予防できれば妊娠前の不必要な子宮手術が減らせるのに…と毎年思っております。

平成25年4月から定期接種ワクチンとなった「子宮頚がんワクチン」ですが、「接種との因果関係が否定できず、原因が分からない」症状を訴えるケースが報告され、現在は「積極勧奨を控える」ようにと通達されています。

あれから5年、WHOは世界中の最新データを解析し子宮頸がんワクチンは極めて安全であるとの結論を出しました。

ワクチン接種後にみられる症状も様々な研究班から、ワクチンとの因果関係を否定する発表が出されています。

日本産婦人科学会、日本小児科学会も「積極的勧奨の再開」を強く求める声明を国に対して出しています。

妊娠の発覚と同時に深い悲しみに襲われる方が1人でも減るように微力ながら私も、対象年齢となる方やそのご家族に丁寧に説明して行きたいと思います。

そして愛する娘には、対象年齢になったら必ずワクチンを打ちます揺れるハート
posted by 加藤 佳代 at 19:07| Comment(0) | 日記