
以前に投稿した「子宮頸がんワクチンについて思うこと」のブログの反響が大きく、
「ブログを読んで、話を聞きに来ました」という患者さんも複数いらっしゃいました。
そこで調子に乗って第2弾です。

今回は、30年後の世界を想像してみたいと思います。
現在、世界中の先進国では、小学生から高校生の男女全員に子宮頸がんワクチンを接種しております。
男女、全員です

なぜなら、子宮頸がんにかかるのは女性だけですが、男性もヒトパピローマウィルスには感染します。
その男性から、女性へと感染が拡大するからですね。
さて、30年後。
日本を除くほとんどの先進国では子宮頸がん患者が激減します。
何が起こるでしょうか

子宮頸がんに対する治療法の研究が行われなくなります。
製薬会社も、子宮頸がん関連の薬の新規開発、製造を縮小するでしょう。
患者さんが少ないのですから、当然ですよね?
しかし、日本だけは依然として年間10万人が子宮頸がんにかかります。
その時には、30年前の治療法で、30年前と同じ薬で、治療が行われるわけです。
胃がんや、乳がんに対する研究、開発は目覚ましく、30年後には今と全く違う治療法がとられているだろうことが明らかなのに・・・です。
いかがですか

もう一度言います。
子宮頸がんは予防できます。
それでもワクチン接種をためらう方には、
村中璃子氏の著書「10万個の子宮」を是非ご一読いただきたいと思います。
副反応情報の真実が書かれています。
皆さん、そろそろインフルエンザの予防接種をいつにしようか考える頃ですよね?
この機会に、ぜひ子宮頸がんワクチンの接種のことも考えてみてくださいね
